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齋藤俊信教頭
平成13年4月から文部科学省より本校へ派遣。
中高部サンフランシスコ校を担当して2年目。
岐阜県教育委員会所属。 |
この度、3年の任期を終えて3月下旬に帰国し、NHK朝の連続ドラマ『さくら』の舞台になっている飛騨市古川町にもどります。ドラマの最初に出てくる白壁の町並みのある所です。
3年間は、私にとってとても短く感じた期間でしたが、生徒たちを見ていてその成長ぶりには驚かされます。私は、主に中高部SF校の生徒たちと接してきましたが、「生徒たちはすごい」というのが私の第一印象です。いつも、生徒たちに元気づけられてきたように思います。子どもたちの置かれている状況は、小学生と中高生では少し異なりますが、現地校と補習校の両立を図るために、本当に頑張っていると思います。生徒たちは、貴重な土曜日を補習校で過ごしていますが、より有意義な一日にするためにも、補習校で学ぶ意義を自分なりに持ってほしいと願っています。
特に、中高生時代は自我の確立する時期でもあり、人生のこと、友達のことなど、いろいろ思い悩む時期です。また、深く自分自身を掘り下げていく時期でもあります。これは、大人に成長していく大事なステップです。生徒たちへの対応は、なかなか一筋縄でいかないのも事実ですが、そのような時期だからこそ、周囲の大人が、十分に理解し支援していくことが大事だと思います。
生徒たちが見せる姿は、家庭と学校で異なることが多いと思います。一方の姿を見ただけで、それがその子の全てと捉えるのではなく、その子の一面であると捉えることが大事だと思います。また、現地校で月曜から金曜まで学び、土曜日は補習校で学ぶということは、生徒たちにとって大変な負担です。生徒たちの気持ちは、家庭でも学校でも、誰かに「受け止めてもらっている」という実感が持てると安定します。
生徒たちに、時々、「今ある状況が当たり前だと思ってはいけない。親の支え、周囲の人の助けがあって今があることを理解することが大事である。」と言ってきました。これは、私自身も、忘れがちになります。これに対する生徒たちの受け止め方は異なりますが、その子なりの理解を深めてくれることを期待しています。教育とは「種まき」の要素が大きいと思います。いつ芽が出るか、忍耐強く待つことも大切だと思います。
最後になりましたが、学校運営にかかわる皆様、保護者の皆様、教職員の皆様には、大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。サンフランシスコ日本語補習校が、児童生徒たちにとって、さらによりよい学舎となっていくことを祈念しております。本当にありがとうございました。
2004年3月 |