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やまなみ4月号

出会い〜感動〜学び       校長 堀井 重樹

 

堀井重樹校長
平成14年4月から文部科学省より本校へ派遣。大阪府教育委員会所属。

 


 機上の人となって8時間余り。果てしなく広がる雲海の切れ間に大陸が見える。高度がぐんぐん下がる。眼下に飛び込んできたカリフォルニアの青い海。その上を、大きく旋回し、サンフランシスコ空港に降り立った。初めてのアメリカ。眩しいカリフォルニアの太陽。その中に、柔らかなまなざしがたくさん見えた。忙しい時間を割いて、出迎えに来てくださった方々の笑顔がカリフォルニアの穏やかな気候と、背後の緩やかな山稜に重なり、温かいカリフォルニアの環境と教育を思った。

 はじめまして。大谷内 勝校長の後任として4月1日付で着任いたしました堀井重樹でございます。菊花の街、大阪府枚方市より参りました。

 大阪の地名は、時代を遡るごとに大坂→逢坂(AUSAKA)→OHSAKAと文字と音韻を変化させていきます。古代では、OHは感動を表す自然発生的な音でありました。坂と出会った!(大阪)、津と出会った!(大津)等、古代人の感嘆を表す音(心情)は、時代の変遷で文字こそ変われ日本の各地に地名となって留まっています。私が目の当たりにしたカリフォルニアの光景は、まさに「OH!サンフランシスコ」なのです。

 これから始まるであろう数々の出会いに胸をときめかせながら、今日の日を迎えました。

サンフランシスコ日本語補習校は、世界第2位の大規模校で、開校以来30余年を有し、数々の歴史と伝統を刻んだ実践校だと伺っております。このような補習校に赴任できましたこと喜びに思います。

 さて、日本の教育は、移行期間を経ていよいよ本年度より、新しい学力観を目指した教育が実施されます。一言で言えば、時代の変化に対応した教育であり、基礎となる学力をベースに、子ども達自らが自分の力で道を切り拓く力を育む教育であります。子ども一人ひとりの個性を大切にしながら、学ぶことへの動機付けや学び方が重視されます。このような視点を大切にしながら、本補習校の実態に学び、よりよい教育の実現に向けて頑張りたいと思います。   

 ウィークデイは現地校に学び、週末にはサンフランシスコ日本語補習校に学ぶ子ども達の頑張りはすばらしいと聞いております。その子たちを支える保護者の皆様のご努力、理事会の方々のご尽力に敬意を表し感謝申し上げます。本補習校が子ども達の心のよりどころとなり、さらに楽しい学び舎となりますように教職員一丸となって教育の推進に当たりたいと思います。前校長同様に、ご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げ、着任のご挨拶といたします。

 

2002年4月

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