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やまなみ1月号

平成15年 新年のごあいさつ

  

 『2003年を迎えて』               理事長代理  榎並 英明  

  新年明けましておめでとうございます。 皆様方もご家族ともども清々しい気持ちで新年をお迎えになったことと思います。
 11月に藤倉第一副理事長、12月に田中理事長が相次いでご帰国された為、1月から3月までの残り3ヶ月を、第二副理事長の私が、理事長代理として務めさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 さて、ご存知かと思いますが、昨年度の日本の世相を表す漢字は「帰」でした。これは、北朝鮮に拉致されていた方々の帰国、日本経済がバブル前の水準に戻ったこと、そして昔の歌のリバイバル ヒットなどを主に反映され、選定されたとのことでした。 2001年の漢字だった「戦」と比べると、「帰」という漢字の持つイメージには、ほっとする所がありますが、選定理由を聞くと、やはり元気がない印象を拭えないと思います。
 一方で「帰」という漢字から、元に帰る、基本に帰るという意味合いもあると思います。この基本に帰るというポイントは、まさに2002年度理事会の活動指針のように思います。
 即ち、日本語補習校の設立目的への取り組み、父兄の皆さまのご意見・ご要望に耳を傾けるということを基本スタンスとし、田中理事長のもと、活動して参りました。残り3ヶ月で、皆様のご協力を頂きながら、その活動をしっかりと仕上げていきたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。
 最後に、2003年度は、子供達の名前に使う様な、前向きで明るい意味を持つ漢字が選定されることを祈念したいと思います。 


 『ひつじ年に願う』        校長  堀井 重樹

 East Bayの向こうから太陽が昇る。2003年の幕開けである。
“新年あけましておめでとうございます。”
十二支で言えば今年はひつじ年。羊は8000年以上の昔より家畜として飼われ、人間の身近にあった。その容貌や習性から人間が生きていく上で学ぶことも多かったろう。中国、周礼の記によれば、「羊は善なり」という。羊を正面から見つめる時、その穏やかな顔立ちから「羊」の字を見つけ(象形文字)、「美」や「善」や「祥」も羊の習性に人間の生き方を重ねた願いであろう。
 国家的なテロや犯罪が多発し、子ども達の「心の荒れ」が叫ばれる現代、私達は冷静に周りを見つめ、人間が生きる上での「豊かさとは何か」を問い続けねばなりません。―心豊かに生きる―まず私たち大人がそのような生き方を求めてこそ、世が変わり、子ども達が変わるのではないでしょうか。
 サンフランシスコ補習校は、おかげさまで地域コミュニティーの方々や保護者の方々の熱い思いにしっかりと支えられ、今日の豊かな教育を重ねて参ることができました。週末1回、わずか48日間の中で、子ども達は懸命に学び、そして生き、次代に羽ばたこうとしています。―力強さと優しさ―そんな心を同時にあわせもった子ども達を育んでまいりたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。


 The Happiest Place on Earth   事務局長 青柳 伸之

 新年明けましておめでとうございます。
Happiest Place on Earth”この言葉を目にしたことはありますか?ディズニーランドのキャッチコピーです。ディズニーランドが好きな方は多いことと思います。我が家も大好きです。昨秋、息子の誕生日のお祝いにディズニーランドへ出かけました。 頂いたHappy Birthdayのバッジをつけた息子は行く先々で“おめでとう”と必ず声をかけられます。ダンボに乗ったときなどは息子のためにHappy Birthdayアナウンスとともに歌まで歌ってくれました。お祝いにと大人気のピーターパンは降りずに連続3回も乗せてくれました。なるほどこれは良い気持ちだ、とてもスペッシャルな気分。ディズニーランドの魅力を考えた時、確かにディズニー・キャラクターの人気は高く、子供たちの心をつかんでいますが、それに加えて、スタッフによる効果も高いように思えます。彼らは、いつどんなタイミングでどんな質問をしても必ず笑顔で応えてくれます。子供たちの前では夢を壊すような発言は決していたしません。どんなに混雑していても 子供一人一人に対して応対はかわりません。ディズニーではそんな素晴らしいスタッフをキャストメンバーと呼んでいます。“地球上で最も幸せな場所”は彼ら一人一人により演出されております。補習校がこどもたちにとってHappiest Placeとなるようキャストメンバーの一人として全力を尽くしたい。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 


 『現場尊重』と『改善の推進』  小学部サンノゼ校教頭 高橋 敬夫

  昨年末、トヨタ自動車の関連工場を見学する機会を得た。そこでは、デスクではなく現場が尊重され、また、働く人たちによって常に仕事の改善がなされているという。そのせいか、働く人々の表情にはプライドが感じられ、明るく生き生きして見えた。現場尊重と改善の推進、これら2つのことは学校教育にも当てはまる。補習校然りである。教室で子供たちを前に何ができるか、どこを改善できるのか。改めて考えなければ。


 『中道を』           中高部サンノゼ校教頭 古嶋 昭義 

 早いものでサンフランシスコでの生活も3年近くになりました。この間、いろいろとカルチャーショックを受けました。もともと基盤がちがいますので、単純に比較ができませんが、生活体験を通して、西洋と東洋の両方の良いところを臨機応変に偏りすぎずに取り込んでいけば、希望とも言える新しい社会が生まれるのだろうという予感がしています。補習校で学ぶ子どもたちを見てますと自然とそれが体得できているように思います。そういう意味で、とても貴重な存在であり、私もやりがいを新たにしています。 


 『大 物』          小学部サンフランシスコ校教頭 小野 直人

今度はいよいよ松井選手が来る(SFでなく残念)即メジャーしかもレギュラーといわれているが、ひとこと、松井君にいっておきたい。「補習校の子もこの世界じゃメジャー選手だぞ。」オフもなく日々、試合(授業)も練習(宿題)もがんばっているのだ。遊びたい気持ちを我慢して日本の子と同じ勉強を続けるのは並大抵じゃない!今年もうちの大物選手たちの応援団長でいたい。

 


『夢を失うことなく・・・』  中高部サンフランシスコ校教頭 齋藤 俊信

 昨年12月、生徒達と共に、作家の宗田理先生(74歳)の話を聞く機会がありました。その中で、『夢を失ったとき、人は老いる』という言葉が心に残っています。宗田先生は、とてもお元気で好奇心旺盛。現在、次の作品の構想を練ってみえるとのこと。若々しさの秘訣は、常に夢を持ち続け、努力していくところにあるのだと思います。今年も、生徒達と共に夢を失うことなく、取り組んでいきたいと思っています。 


 2003年1月

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