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サンフランシスコ日本語補習校通信 2007年度 第7号 2007年11月3日(土) |
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補習校に通うということ サンフランシスコ日本語補習校校長 植木進策 10月は、イヤーブックの撮影、授業参観、個人懇談があり、校長としては、教員面談、補習授業校校長の研究会への出席と忙しい日が続きました。保護者のみなさまには、いかがお過ごしでしょうか。 さて、10月20日の授業日には、中高部において授業参観が行われました。ご来校いただきました方々にはお礼を申し上げます。当日、授業参観の感想アンケートをお願いいたしましたが、多くの方に、先生方の授業を評価していただき、激励のおことばをいただいた方もありました。授業をした教員もこれを機会により意欲的に授業に取り組むものと思います。 いただいたアンケートの中から何点か紹介します。「古文を読むのが、とても上手で、これは日本にいる中学生と同じかそれ以上ではないかと驚きました。週に1度の日本語の授業にいかにマジメに取り組んでいるかがうかがえました。」「先生の問いかけに答える生徒達のリズムが良く、吉本ばななの作品を読んだことがあるので、聞いていて楽しめました。」「今日はえらく皆静かでしたが、いつもはもっと活気があるのでしょうか?最後の歴史年表クイズは、とても楽しく学べたように見えました。」「むずかしい問題を生徒に興味を持たせるように教えるのは大変なことですが、先生が授業を楽しんで行われる様子を見てよい授業だと思いました。」 もちろん、良いところと同時に克服しなければならない課題も多くあります。今回いただきましたご感想ご意見等をお聞きして、授業内容の向上に尽くしていきたいと思います。ありがとうございました。 ところで、冷静に考えると、授業参観の日には、生徒達はそれなりに緊張し、授業にもがんばるわけですが、今回も大なり小なりそのようなところがあったのではないでしょうか。補習授業校は「日本語で、日本の教科書を使い、日本の公立学校に準じた教育を行い、日本の教育と共に文化をも享受していく。」ことを目的とする“目的校”です。保護者の方のアンケートでは、日本語の維持、日本の文化に馴染む、日本の友だちを作るという声が多く、これもまた当然本校のめざすものですが、「日本語の維持」だけでなく「日本語で教育を受け、学力をつける」ことが真の目標です。このアメリカの地で、補習授業校で小学部を卒業し、中学部に通っている子ども達は素晴らしいと思います。しかし、特に中学1,2年生の時期は、ややもすると補習校に通うことに目的を見いだせず、授業に身が入らず、単に友だちと会話を楽しむために来るような状態になることがあります。そうなれば授業にも身が入らず、他の生徒に迷惑をかけたり、自分自身の中で悩んだりしてせっかくの日本人としての(国ということでなく)アイデンティティーや民族としてのプライドを得るチャンスを失うことになります。このような場合には、担当の先生もいろいろと話を聞いたり指導をしていきますが、一番必要なのは、お父さん、お母さんが子どもと正面を向き合い、子どもの将来を見据えながら十分お話をされることだと思います。いくら先生方が熱心に話をし、指導してもこのことにはかないません。 補習授業校では、「小学校の時は親御さんが熱心に手をかけるが、中学校になるともう手をかけないでよいのでは。」という風潮があるのではと思います。しかし、中学校では、特に1,2年生のころは、「なぜ自分はこの補習校に来なければならないのか。」という悩みを多くの生徒が持っており、保護者の方が、この悩みを正面から受け止め、ご家族全体で子どもを支えていくことが必要です。それがなければ、せっかくの土曜日の大切な時間を無為に過ごすとはいわないまでも、それに近いものになります。こんなもったいない話はありません。学校もがんばりますが、ご家族の方の精神的な支えがぜひ必要です。よろしくお願いいたします。 |
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